WEG社が製造した最大の中圧インバーターが米国に向けて旅立つ日程が既に決まっております。950A、8000HPのMVW-01は、テキサス州ダラスに所在する米国企業Weir Pumps 社の採掘ポンプ試験室において7500HPのWEG社製電動機を制御します。
当該製品の開発に携わり、現在は国際販売チームの一員として活躍するJoable Andrade Alves氏は、「この中圧インバーターはWEGが製造した最大のインバーターです。従来、最大4000HPであった弊社のラインは、8000HPに倍増されました。この製品の注目点は99%の効率と22年間のMTBFです。中圧インバーターにおいて世界最高の効率と信頼性です。」と説明します。
「99%の効率とは、市場に存在する他の中圧インバーターと比較し、平均1%高い効率であり、年間5万ドルまでの節約を意味するものです。」と、米国WEG支社の製品部長Charles Schuh氏は強調します。
8000HPまでの新MVW-01の開発によって、WEG社はブラジル業界において同出力範囲の機器を製造・試験する実力を持つ唯一の企業となりました。機器がその稼働時において実負荷に耐えることを保証するために重要なこの試験は、複雑性、リスク、高コストのため、これまで一度も実施されたことはありませんでした。「私共は新しい試験室の建設と試験現場のダイナモメーター拡大に向けて多額の投資を行いました。弊社はブラジルにおいてこの種のサービスを提供する唯一の会社です。」と、Joable氏は断言します。
WEG社製MVW-01インバーターの技術は、欧州の高速列車にも使用されている半導体(HV-IGBTs)等、最先端で高度な信頼性を持つ部品を使用。同技術は採鉱企業、セメント企業、造船所、製鉄所、石油化学プラント等、最も過酷な稼動条件下での使用を可能にします。
SC州Jaraguá do Sulに所在するWEGのインバーター工場で製造されたこの機器は、2010年4月にWeir Pumps社において稼動を開始します。全ての供給は、米国に在るWEG製品販売会社Motion Industriesによって行われました。
製品の説明:
中圧周波数インバーター
型式:MVW01 0950 T4160ESZ
特性:出力電流950Aの12パルス
出力電圧:4,160V
電動機:7500HP
ケース:10408
4,160V
46Hz
4極
回転数:1371 rpm
892アンペア
